。 ゲームがより身近になってきた「今」こそがチャンス : セブンスドラゴン2020のバランス調整や,プロモーションのやり方などにも影響していることだと思うんですが,前作を開発していた頃と比べて,昨今はプレイヤー層も,ゲーム業界を取り巻く環境も目に見えて変わってきていますよね。当時スマートフォンはここまで普及していなかったし,ソーシャルゲームも大きな発展を見せました。そんな中,いちクリエイターとして考えていることなどがあればお聞かせください。 新納氏: これは他人事ではないのですが,コンシューマゲーム業界は,少しあぐらをかきすぎたのかなっていう思いはあります。ついつい,いつも相手をしてくれるコアゲーマーさんにばかり向けて,ゲームを作っていたかなと思うんです。 コアゲーマーさんって,指摘こそ厳しいのですが,やはりゲームに対してすごく優しい目で見てくれるので,開発者もついついそちらを向いてしまうんですよ。それに甘えてしまっていたと思います。 : なるほど,おっしゃりたいことはよく分かります。 新納氏: なんの説明もなく「氷の敵には炎がきくんだから,炎のスキルをとるのが当たり前」みたいな作り方をしていたら,そりゃ新規のユーザーさんは入ってこないよなって。それで新規のユーザーさんがいないから,コンシューマゲームの売り上げはどんどん下がっていって,自分も少し悲観的になっているところがありました。 ところが,最近のソーシャルゲーム,モバイルゲームを見ていると「やっぱりみんなゲームがやりたいんだ! 良かった!」って思えるんです,Diablo 3 Gold。普通の会社員っぽい人や学生さんが,夢中になって携帯ゲームを遊んでいるのを見ると,潜在的な需要はあったんだといまさら気づいて恥ずかしくなります。 きちんとハードルを下げて,新しいお客様を迎えるための努力をしていければ,いいことがありそうだなと感じました。 小玉氏: 私自身ゲーム業界は長いですけど,昔はゲームって,PCや専用ハードを買わないと楽しめないものだったんですよね。 でも今は,女性の方も普通にゲームをプレイしますし,スマートフォンの普及などで,広く一般にまで浸透してきています,ブーツ アグ。時代の移り変わりに合わせるのは大変ですが,ノウハウを持つゲームメーカーにとっては腕の見せどころ,チャンスなのではないかと感じています。 : お二方とも,「今がチャンス」だと考えているわけですね。「ゲームらしいゲーム」のいちファンとしては,非常に心強いお言葉です
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