2013年1月31日木曜日

君はD&Dを知っているか? HobbyJapan公認連載「『ダンジョンズ&ドラゴンズ』で遊ぼう」,第1回はマフィ

。 TRPGとコンピュータRPG 「ウルティマ オンライン」  そして,D&Dは売れました。無名の零細企業TSRはあれよあれよという間に物凄い発展をとげ,同社をはじめ他社からも,戦国IXA RMT,SFもの,現代スパイものなど,さまざまなジャンルのRPGが発売されました。けれど一番の売れ筋はやはりファンタジーものであり,なかでもD&D(およびその発展形であるAD&D=アドバンスト?ダンジョンズ&ドラゴンズ)は,その筆頭にあげられるほどでした。  D&Dはアメリカの草創期のコンピュータゲーム業界にも甚大な影響を与え,多くの「なんだかD&DっぽいコンピュータRPG」が生まれました。「ウィザードリィ」しかり「ウルティマ」しかり「マイト&マジック」しかり。いずれもシリーズ化され,多くの紆余曲折を経ながら何らかの形で今日まで続いています。「ウルティマ」は「ウルティマ オンライン」などの形で根強い人気を誇り,「ウィザードリィ」は日本,「マイト&マジック」はロシアで,今も外伝が作られ続けているという具合です。  時代は少し戻って1985年,D&Dは日本でも新和から翻訳版が発売され,ファンタジーRPGブームを巻き起こします。日本のRPGについて特筆すべきは,アメリカと違い「D&Dと,D&Dに影響を受けたコンピュータゲーム」が,ほぼ同時に入ってきたこと。そしてあまり間をおかずにファミリーコンピュータと「ドラゴンクエスト」が市場を席捲したことでしょうか。ファミコンの名作「ドラゴンクエスト」は,「ウルティマ」をメインに「ウィザードリィ」もちょっと混ぜ,ゲームシステムを踏襲した上に,バランスを“まとも”にしたことで,不朽の名作となったのです。  この状況下にあってただ「RPG」と言ったのでは,日本ではコンピュータRPGと受け取られてしまいます。そこで明確化のための言い換えが模索された結果,TRPGという呼称が,日本で生まれたのです。 「マイト&マジック 9」 D&Dの現在 「マジック:ザ?ギャザリング」の生みの親,ガーフィールド博士  さて話はD&Dに戻って,その後TSRは世紀の変わり目ごろに,「マジック:ザ?ギャザリング」(以下,MtG)でひとヤマ当てたウィザーズ?オブ?ザ?コースト(以下,WotC)に買収されます。むろんWotCにしてもこのドル箱を放っておくはずがない。2000年には,AD&Dの流れを汲みつつ,ルールを整理したD&D第3版,2008年にはさらにシステムをシンプル化することを目指した最新の第4版が出版され,ダークブラッド RMT,日本ではいずれもHobbyJapanから出版され,好評を博しています
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