2013年1月22日火曜日

その時,神は何を思ったか。TRPG連載「『ダンジョンズ&ドラゴンズ』で遊ぼう」,第3回はDM視点でマフィ

 TRPG(以下,D&D)の魅力を,全4回にわたってお伝えしていく連載「『ダンジョンズ&ドラゴンズ』で遊ぼう」。第3回となる今回は,前回紹介した冒険の顛末を,プレイヤーではなくダンジョン?マスター(以下,DM)の視点から振り返ってみることにしましょう。  マフィア達の前に立ちはだかり,一行を苦しめたモンスターの数々。それらを操作していたDMは,一体どんなことを考えていたのか。ルール的な補足も付け加えつつ,それぞれのシーンを解説していきます。DMとして遊ぶための心得などについても触れていくので,もし前回の記事を読んでいない人がいたら,まずそちらから読んでおくのがオススメです。イラストを担当してくれたも掲載していますので,そちらもお楽しみに! ■関連記事 レベルアップ作業中のプレイヤー達。皆真剣です 初戦から波乱万丈  まずゲームが始まって最初の戦闘は,ウルフ2匹とゴブリン2体の襲撃という,チュートリアル的なものを用意していました。チュートリアルという割にウルフはなかなか強いモンスターなんですが,ここでは皆が知識判定に失敗してしまい,ただ「大きい犬」としか分かりません。  知識判定に成功すると,敵がどんな能力を持っていて,どんな攻撃を繰り出してくるかが分かり,戦闘を有利に進めることができます。しかし今回はこの場面に限らず,知識判定には皆失敗ばかりでした。でもそれはそれで,驚きがあって逆に面白かったかな,と思います,プライドオブソウル RMT。  ちなみにウルフの能力は,噛みつくと同時にキャラクターを引きずり倒し,その後すごい速さで退却するというもの。初撃でいきなりナツメグに飛びかかり,転ばせて逃げたときには,「きたいな,さすが狼きたない!」と皆に言われて,ちょっといい気分でした(笑)。 手前の廃墟の壁にゴブリンが2匹隠れています。奥のほうではマフィアが狼と戦闘中。中央で倒れているのはウルフに転ばされたナツメグです キャラクターの技能一覧は,キャラクターシートの左側にあります 技能判定の仕方  モンスターの特殊能力を知っているかどうか,険しい崖を登れるかどうか,はたまたドラゴンの目を盗んでお宝をくすねられるかどうか,などは,すべて「技能判定」によって成否を決定します。  たとえばモンスターの知識であれば,20面ダイス(TRPGでは,ファイターズクラブ RMT,これをD20と表記します)を振り,出た目にキャラクターの〈自然〉技能の修正値(クラスや能力値によって変わります)を足し,合計の数値が大きいほど,いろいろなことを知っていることになります
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