。「周波数特性で見たときフラットなのが最高」なのではなく,「聴感上フラットに感じられる程度の低強高低がよい」のである。 PX5のマニュアルより,ゲームサウンドやチャット相手の音声,ユーザーの音声にそれぞれ適用されるDSP効果の一覧。これもすべてではなく,プリセットエディタを使って初めて有効化できる効果も用意されている ちなみに,プリセット1以外を選択すると,Dolbyの機能以外にも,さまざまなプロセッサ(≒DSP効果)がかかってくる。マニュアルのa17ページを見ると,ゲームサウンドには「Noise Gate」「Sonic Lens」「Multi-Band EQ」「Sound Field Expander」「Blast Limiter」,そして最終段の「Ear Gurad」などといったプロセッサが用意されていると分かるが,要するにプリセットというのは,目的に合わせてプロセッサ群からいくつか見繕い,適切な値を設定したうえで適用するもの,ということになる。 Noise GateとMulti-Band EQに関してはマイク入力テストの段で語ったほうが分かりやすいので,ここではそれ以外を簡単に紹介しておくと,まずSonic Lensは,ugg ブーツ,適用するバンド幅を制限しつつ,自動でダイナミックレンジ補正を行うツールだ。AGC(Auto Gain Control。声の音量差を緩やかに補正していくダイナミックレンジコントローラで,携帯電話などの民生機器で必須のプロセッサ)の帯域制限バージョンといったところだろうか。個人での設定は難しいので,設定変更は勧めない。 Sound Field Expanderは,おそらくプリセット5「Stereo Expander」で適用されているステレオエンハンサのこと。サラウンドでは動作しないステレオ入力用プロセッサなので,サラウンドタイトルで使用するのは厳禁だ。 Blast Limiterはいわゆるトータルリミッタダイナミクスレンジ補正プロセッサの一種で,「最大音量を下げつつ,それ以外はそのまま保持することで,結果としてダイナミックレンジが圧縮される」という,CDマスタリングに使われるプロセッサのようなものであろう。筆者の予想に過ぎないことを断ったうえで続けると,Sonic Lensが全体の音量を上げ下げするのに対し,Cheap Diablo 3 Gold,Blast Limiterは音量のピークだけを下げるものとして区別されているように思われる
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